ライフハック~人生の賢い選択
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健康づくりのための睡眠指針~睡眠 12 箇条~第 8 条.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
第 8 条.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
日中の眠気が睡眠不足のサイン
睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる
睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる
午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善
必要な睡眠時間は、個人によって大きく異なり、また、年齢によっても変わります。一
人ひとりが、自分に必要な睡眠時間を知ることが大切です。自分の睡眠時間が足りている
かどうかを知るためには、日中の眠気の程度に注意するとよいでしょう。日中の仕事や活
動に支障をきたす程度の眠気でなければ、普段の睡眠時間は足りていると考えられます。
勤労世代では、必要な睡眠時間が確保しにくいこともあるため、特に、勤務形態の違い
を考慮しつつも、十分な睡眠を確保する必要があります。睡眠不足は、注意力や作業能率
を低下させ、生産性を下げ、事故やヒューマンエラーの危険性を高めます。自分では眠気
による作業能率の低下に気が付かないこともあります。忙しい職場では、睡眠時間を削っ
て働くこともあるかもしれませんが、それが続くと知らず知らずのうちに作業能率が低下
して、さらに、産業事故などの危険性が増すことがあります。
睡眠不足が長く続くと、疲労回復は難しくなります。睡眠不足による疲労の蓄積を防ぐ
ためには、毎日必要な睡眠時間を確保することが大切です。睡眠の不足を休日などにまと
めて解消しようとすることを「寝だめ」と呼ぶことがあります。しかし、沢山眠っておく
とその後の睡眠不足に耐えられるということはなく、「睡眠」を「ためる」ことはできませ
ん。睡眠不足が蓄積されてしまうと、休日にまとめて睡眠をとろうと試みても、睡眠不足
による能率の低下をうまく補うことはできません。また、睡眠不足の解消のために、休日
に遅い時刻まで眠っていると、光による体内時計の調整が行われないために生活が夜型化
して、日曜の夜の入眠困難や月曜の朝の目覚めの悪さにつながります。
毎日十分な睡眠をとることが基本ですが、仕事や生活上の都合で、夜間に必要な睡眠時
間を確保できなかった場合、午後の眠気による仕事の問題を改善するのに昼寝が役に立ち
ます。午後の早い時刻に 30 分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に
効果的です。
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